Transport Muteがオンになっている可能性があります。
この機能は、DAWからの音が停止するとそれと同時に信号をミュートする機能です。
Efx FRAGMENTSを入れている同じトラックでソフトシンセを演奏している場合、DAWは再生していてもソフトシンセから音が出ないときは、Transport Muteをオフにしてください。
Grain Quantizationセクションで、バッファ内のグレインを引き出す再生ヘッドの動きや位置をより正確にコントロールできます。
3つのオプションのうち、Transientを選択した場合、再生ヘッドの直近にあるアタック部分 (音量が上がる立ち上がり部分) でグレインを生成します。
ただし、音量変化が特にない場合はグレインは生成されません。
グレインがほんの少ししか聴こえないのは、主に2つの理由が考えられます。
1. Densityパラメーターの設定値が低すぎになっていませんか?
Densityを低く設定することで、タイムフレーム内でのグレイン生成はわずかとなります。
2. Maximum Grainsパラメーターの設定が低すぎになっていませんか?
このパラメーターを上にドラッグして設定値を上げることでグレインを増やすことができます。
コントロールしやすく、かつ、あまり派手でない効果を狙いたい場合は、Density, FeedbackそしてSizeの各パラメーター値を低くします。
1. Density
Densityの設定値を下げることで、タイムフレーム内で生成されるグレイン数が減少します。2. Size
Sizeの設定値を下げることで、グレインの時間的な長さが短くなります。3. Feedback
Feedbackの設定値を下げることで、グレインのフィードバック量が減少します。このマークは大きなノブの設定値がランダムに変化する変動幅を表しています。
この時、パラメーターの実際の設定値をセットする内側のマークと、外側のマーク (黄色のマーク) を区別することが非常に重要です。
1. Spray
Sprayでは、グレインのスタートポジションをランダム化します。2. Densityのランダム化
Densityでは、グレインが生成される割合をランダム化します。3. Sizeのランダム化
Sizeでは、グレインの時間的な長さをランダム化します。4. Pitchのランダム化
Pitchでは、グレインのピッチがランダムに変化する変動幅を黄色のマークで設定します。
注:Grain Releaseで選択した3つのモードによっては、黄色のマークはランダムに変化する変動幅がプラスかマイナスあるいはその両方で変化するバイポーラとなることがあります。
このような場合、バッファディスプレイの好きな位置にマウスオーバーして、左上部分に4つのアイコンを表示させます。

P. Retrig (再生ヘッドリトリガー) をクリックすることで、バッファの再生ヘッドは設定したバッファの長さで周回するたびにバッファの先頭からスタートします。
Efx FRAGMENTSはステレオトラックでの使用を前提としていますが、モノトラックに入れることも可能です。
その場合"モノ to ステレオ"動作となりモノ信号を入力しますが、出力はステレオになります。
この使用法は特にLogicやPro Toolsユーザーにとっては便利かと思います。
グレインのピッチは上下に変更できます。
ピッチを上げるということは、録音ヘッドに対してグレインの再生スピードを上げるということになります。
バッファが空の場合、録音ヘッドの前に音がありませんので音は出ません。
バッファ全体に音が入ると、ピッチを上げたグレインを生成できるようになります。
その状態になるのを待つ代わりに、Grain Captureセクションで適切なオフセット値を設定することで対処することができます。
注:Offsetパラメーターで録音ヘッドと再生ヘッドの時間差を設定できます。
Classic、Texture、Releaseのモードを切り替えた場合、各パラメーターの設定値は維持されますが、TextureモードのLayersの設定値は維持されません。
グレインからクリックノイズが大量に発生してそれを除去したい場合、Grain Shapeで何が選択されているかをチェックし、そのパラメーターにアサインしている設定値をチェックしてください。
Grain Shapeの選択を変更したり、このパラメーターの設定値を上げることで解消できます。
注:Expodecなど一部のグレインシェイプではクリックノイズが目立つものがあります。
テンポを急激に変更すると、バッファで問題が起こることがあります。
対処法の1つとしては、バッファを先にクリアしてからテンポを変えてみてください。