Synthi Vはモジュラー構成とモジュレーションマトリクスにより非常に幅広い音作りに対応できます。
その使い方を見ていきましょう。
注意
どのソースもあらゆるデスティネーションにパッチでき、中にはフィードバックループが発生するものもありますのでご注意ください。
フィードバックループの発生に備えてDAWなどのマスタートラックにリミッターをかけておきましょう。
モジュレーションのアサイン
1. モジュレーションのソースとデスティネーションの交点を狙います。
2. クリックしたままにするとモジュレーション量のポップアップが表示され好きなピンを選べます。 (モジュレーション量)
3. これでピンがソースとデスティネーションの間に接続されます。
オリジナルハードウェアのSynthiでは技術的制約によりモジュレーション量にモジュレーションをかけることはできませんでした。
ですが、グループアサイン機能でその制限を解消でき、マトリクス上にアサインされたモジュレーション量にモジュレーションをかけることができます。
モジュレーション量のモジュレーション
1. モジュレーションマトリクスの下部にあるグループアサインピンを選択します。(A, B, C, D)
2. グループピンに任意のソースとデスティネーションを接続します。(A, B, C, D)
3. アドバンストパネルを開いてModulationセクションを開き、Groupタブをクリックします。
このパネルでは各グループにモジュレーションソースをアサインし、モジュレーション量を設定することでグループごとに独立してモジュレーションをかけることができます。
このパネルでは各グループにモジュレーションソースをアサインし、モジュレーション量を設定することでグループごとに独立してモジュレーションをかけることができます。
リングモジュレーションは2つの波形をミックスし、その周波数の和と差を出力します。
振幅変調によく似ていますが1つだけ大きな違いがあります:
リングモジュレーションではキャリアとモジュレーターの値がプラスでもマイナスでも音が出ます。
(振幅変調ではモジュレーターの値が0以下になると音が出なくなります。)
リングモジュレーターを使う
1. Ring Mod Aのインプットに任意のキャリア信号を入力します。
2. Ring Mod Bのインプットに任意のモジュレーター信号を入力します。
3. Ring Modのアウトプットを残りのオーディオチェインに接続し、Ring Modのレベルを上げておきます。
サンプル&ホールドの最も一般的な使い方はノイズを入力してランダム化したCVを作り出すことです。
ですがサンプル&ホールドはオシレーターやCVなど色々なソースの値をサンプリングでき、複数のソースを組み合わせることもできます。
ですがサンプル&ホールドはオシレーターやCVなど色々なソースの値をサンプリングでき、複数のソースを組み合わせることもできます。
サンプル&ホールドを使う
1. サンプル&ホールドモジュールにサンプリングしたい信号を入力します。
2. モジュレーションをかけたいパラメーターにサンプル&ホールドモジュールを接続します。
3. サンプル&ホールドのレベルを上げます。
Synthi VにはXYジョイスティックも搭載されています。どちらの軸にもモジュレーションマトリクスで自由にアサインできます。
また、アドバンストパネルでジョイスティックの軌跡を描くこともできます。
また、アドバンストパネルでジョイスティックの軌跡を描くこともできます。
1. マトリクスやアドバンストパネルのジョイスティックから直接、X軸とY軸にデスティネーションをセットしてモジュレーション量を設定します。
(注:アドバンストパネルではマトリクスにないパラメーターにモジュレーションをかけることもできます。)
(注:アドバンストパネルではマトリクスにないパラメーターにモジュレーションをかけることもできます。)
2. XYグラフをクリックして最大8つまでのポイントを追加します。
右側のパネルでグローバルパラメーターをエディットでき、下側のパネルではポイントの座標とポイント間の移動スピードを設定できます。
右側のパネルでグローバルパラメーターをエディットでき、下側のパネルではポイントの座標とポイント間の移動スピードを設定できます。
その他のご質問がありましたら、こちらへご連絡ください。