AudioFuseは非常にコンパクトですので、熱放散を最大限に活用した設計を採用しています。
そのためにすべての電子パーツを一体型のアルミ製ボディに詰め込んでいます。
こうすることで、金属の熱伝導性が保たれて非常に効率的な放熱が可能となりました。
(AudioFuseの温度は選択した電源モードによって変わりますのでご注意ください。)
パワーサプライがあってもなくてもAudioFuseを使用できるようにしているのが電源モードです。AudioFuseはバスパワーでも動作します。
電源モードの選択はAudioFuse Control Centerで行えます。
選択したモードによって一部の機能が使用可能になったり、逆に制限される機能もあります。
- パワーサプライあり:各USBポートから1A
- パワーサプライなし:全USBポート合計で最大100mA
フルパワー |
スタンダード |
アナログ入力x4 アナログ出力x4 |
アナログ入力x4 アナログ出力x4 |
最大入力レベル +24dBu |
最大入力レベル +18dBu |
最大出力レベル +24dBu |
最大出力レベル +18dBu |
+48V ファンタム電源使用可能 |
+48V 動作可能 (DC 推奨) |
このゴムバンドは輸送中にシャーシとカバーとの間で発生しうる衝撃を避けるためだけのものです。
お使いになる前に必ずこのゴムバンドを取り外してください。
Windowsの場合、ASIOの設定はDAWやOSで行います。
その後にAudioFuse Control Centerで設定を変更すると、前の設定を上書きしてしまいます。
コンフリクトを避けるためにサンプルレートはお使いのDAWで設定されることをお勧めします。
そのような場合は、以下のような状況になっていないかをお確かめください:
- USB電源が入っている:AudioFuseの電源がUSBのみで供給されていない場合は、2つのUSBポートに接続して必要な電力を供給する必要があります。
/!\ 付属のUSBケーブルをご使用ください /!\
このUSBケーブルはAudioFuseにUSBから電源を供給するために特化したものです。
他のケーブルでは動作しません。
- パワーサプライを使用している:パワーサプライを使用している場合は適切なUSBプラグ (USBロゴが入った一番太いもの) がコンピュータに接続されているかをご確認ください。
- Mac OS Sierra:AudioFuseの認識に1分程度かかる場合には、お使いのOSを最新バージョンにアップデートしていることをご確認ください。
- Windows:AudioFuse Control Centerがインストールされていることをお確かめください。
これはまったくの正常動作です。一部の電子パーツが起動時に放電してVUメーターを作動させることがあります。
ですがこれによって何らかの音が出力されることはありませんのでご安心ください。
使用状況によってはAudioFuseのLEDが点滅することがあります。
これは仕様ですので個体に問題があるわけではありません。
最新のファームウェアアップデートによりこの現象はかなり軽減しています。
このようなよくある問題を避けるには、スタジオの電源を安全に入れるためにオーディオの接続順を考慮して電源を入れる順番を守る必要があります。
最初に音源となるものから電源を入れて、信号経路に沿って残りの機器に1つずつ電源を入れていきます。
こうした不要な、場合によっては危険なポップ音を避けるために、スピーカーの電源は必ず最後に入れてください。
サンプルレートが高すぎることが考えられます。
AudioFuseの日本語版マニュアルの29ページに記載されていますが、トークバックは44.1kHz〜96kHzのサンプルレートにのみ対応しています。
2つのインサートが逆になっていませんか?
AudioFuseをリアパネルから見ると"Insert 1"は右に、"Insert 2"は左にあります。
Windowsのドライバに問題がある場合、簡単に解決できるはずですのでご安心ください。
まず、以下のことをご確認ください:
- Windowsが最新の状態であること。
- AudioFuse Control Centerがインストールされていること。
AudioFuse Control Centerをインストールし忘れている場合は、WindowsのデバイスマネージャからAudioFuseを削除してAudioFuse Control Centerをインストールしてから再度お試しください。
パニクってはいけません。解決できます。
- パワーサプライとUSBをコンピュータに接続し、 かつ USBハブ/エクステンションを使用していないことをご確認ください。
- 属のAudioFuse USBケーブルのみをご使用ください。
- AudioFuseが他のアプリケーションで使用されていないかを確認してください。 (Windows)
- この問題を解決するには、Windowsのデバイスマネージャ、またはmacOSのMIDIスタジオからAudioFuseを削除し、再度試してみてください。
このような場合は以下のことをご確認ください:
- スピーカー出力 (A/B) を正しく選択しているかどうか。
- モニタリングのバランスノブ (Direct/Computer) が最大になっていないかどうか。最大になっていると反対側からの音は出力されません。