BeatStep Proのドラムシーケンサーに新たに搭載されたポリリズム機能では、16トラックのそれぞれでシーケンスの長さを別々に設定することができます。
4つ打ちのキックの上に9ステップのハイハットのフィル、7ステップのタムのフィル、11ステップのスネア連打。これを全部ミックスするかはあなた次第です!
表情が刻々と変化していくようなエレガントなリズムから過激でアナーキーなドラムまで、創造性はまさに無限大です。
BeatStep Proはすでに名だたるライブパフォーマー御用達のシーケンサーですが、あなたのライブをさらに高いレベルに引き上げるのが、新しいローラー/アルペジオ機能です。
タッチストリップに触れながらパッドを押すと、そのサウンドが色々なスピードで連打します。
この機能がBeatStep Proの各シーケンサーで行えるようになりました。
ドラムサウンドでは、リッチなフィルを瞬時に作成するのに非常に便利です。
シンセサイザーなどのメロディックな楽器サウンドでは、スピード感のあるベースラインやリズミックなリードを直感的に作るためのカギになります。
さらに、タッチストリップに触れながら複数のパッドを押すとそのパッドにアサインされているサウンドでアルペジオを作り出すことも可能です。
そしてもちろん、リアルタイムレコーディングを併用することでこれまでになかったような効果的なシーケンスを作成することができます。
曲作りや実験のアイディアをゼロからひねり出すときには、オープンな気持ちでとにかく色々やってみることが重要でしょう。
ですが、ライブではすべての機能を使える状態にしておくことが望ましいでしょう。
そこで、BeatStep Proのコードを大幅に見直し、パターンの特定の構成やパターンのチェイン (シーン) のセーブやリコールを瞬時に行えるようにしました。
ある程度の不確実性が音楽に作用するのも好きな一方で、はコントロールできる状態にしておきたいと思いませんか?
そんな時にはオクターブランダム機能がおすすめです。
この機能をオンにすると、ランダムネス機能をオンにしているときに発音するステップのピッチがオクターブ単位でランダムに変化します。
これにより不確実性と音楽性の両方を手に入れることができます。
どんなミュージシャンでも、機材を使わずに放置しておくことは難しいことです。
そこで、コルグvolcaシリーズとの連携をもっとしやすくするための機能をBeatStep Proに追加しました。
BeatStep Proとvolcaシリーズの内蔵シーケンサーを完全に同期させるために、新しいクロックフォーマットを採用しました。
また、ドラムシーケンサーのMIDIチャンネルがトラック別に設定できるようになりました。
これにより、volca sampleを最大限に活用できるだけでなく、BeatStep Proのドラムシーケンサーで複数の楽器を同時にコントロールするような複雑なセッティングを構築することも可能になりました。