キーボード・コントローラーからポリフォニックでの音楽表現コントロール (ピッチベンドやアフタータッチ、あるいはキーストロークの範囲内での指の位置など) をノートごとに送信できるエキサイティングな MIDI プロトコルです。
MPE ではノートごとに別々の MIDI チャンネルを用い、各ノートのコントロールデータを送受信します。
このデータは、受信側の機器 (ハードウェア/ソフトウェア・シンセサイザー) での各種設定に沿って解釈されます。
次の操作を行います:
- 1) "Settings" ボタンを押します。
- 2) "MIDI" メニューに入ります。
- 3) "MPE" メニューに入ります。
- 4) "MPE On/Off" メニューに入ります。
- 5) MPE データの Receive (受信)、Send (送信)、または Both (受信と送信の両方) からいずれかを選択します。
スプリットモードでは、"Channel Count" で選択されたチャンネル/ボイス数が PolyBrute 12 のアッパーゾーンに割り当てられ、残りのチャンネル/ボイス数がロワーゾーンに割り当てられます。
なお、PolyBrute のアッパーゾーンは MPE ロワーゾーンを使用し、PolyBrute のロワーゾーンは MPE アッパーゾーンを使用することにご注意ください。
最初に Live の設定で "PolyBrute MIDI" ポートを有効にします。
インプットとアウトプットの "Track" と "MPE" にチェックマークを入れるだけで有効になります。
ここから先の操作は、Timbrality モードの設定 (シングルまたはスプリット) で変わります。
→ シングル Timbrality モードの場合:
- 1) MIDI トラックに PolyBrute Connect VST を入れます。
- 2) VST コンテナを右クリックして "Enable MPE Mode" を選択します。
- 3) オーディオトラックを作成し、PolyBrute からの音が聴けるようにオーディオ入力を設定します。
- 4) PolyBrute Connect VST を入れた MIDI トラックの MIDI Monitor を "Off" にします。
→ スプリット Timbrality モードの場合:
- 1) PolyBrute 12 本体のフロントパネルで、"Settings / MIDI / MPE / Channel Count" の順に進み、7 (アッパーとロワーで同じ発音数にしたい場合) を選択します。
- 2) Ableton Live で MIDI トラックを2つ作成します。片方はスプリットのロワー、もう片方はアッパーになります。
- 3) 各トラックの MIDI アウト ("MIDI To") で PolyBrute MIDI を選択します。
- 4) そのすぐ下のドロップダウンメニューをクリックし、"MPE" を選択します。
- 5) 同じドロップダウンメニューを再度開き、"MPE Settings" をクリックします。
- 6) スプリットのロワーに対応するトラックは "MPE Upper Zone" を Ch. 10 にセットします。
- 7) スプリットのアッパーに対応するトラックは "MPE Lower Zone" を Ch. 2 にセットします。
最初に、"PolyBrute MIDI" インプットポートを有効にします。
手順は次の通りです:
- 1) Reaper Preference メニューを開き、"Audio / MIDI Devices" の順に進みます。
- 2) "MIDI Inputs" セクションの "Arturia - PolyBrute12 - PolyBrute MIDI" ポートを右クリックし、"Configure device" を選択します。
- 3) "Enable input from this device" と "Enable input for control messages" にチェックマークを入れます。
- 4) "MIDI outputs" セクションの "Arturia - PolyBrute12 - PolyBrute MIDI" を右クリックし、"Configure device" を選択します。
- 5) "Enable output to this device" と "Send clock to this device" にチェックマークを入れます。
→ シングル Timbrality モードの場合:
- 1) トラックを作成し、インプットに PolyBrute MIDI ポートをセットします。
- 2) MIDI チャンネルを "All Channels" にセットします。
- 3) このトラックに PolyBrute Connect を割り当てます。
- 4) オーディオトラックを作成し、PolyBrute からの音が聴けるようにオーディオ入力を設定します。
- 5) PolyBrute Connect を割り当てたトラックの MIDI モニターをオフにします。
→ スプリット Timbrality モードの場合:
PolyBrute 12 本体のフロントパネルで、"Settings / MIDI / MPE / Channel Count" の順に進み、7 (スプリットのアッパーとロワーの発音数を同じにしたい場合) を選択します。
最初に、"PolyBrute MIDI インプットポートを有効にします。
手順は次の通りです:
- 1) Bitwig Preferences メニューを開き、"Settings / Controllers" メニューの順に進みます。
- 2) "Add Controller" をクリックし、"MIDI Keyboard" を選択します。
- 3) "PolyBrute12 - PolyBrute MIDI" を選択します。
- 4) 左側のパネルから "Synchronization" をクリックします。
- 5) MIDI Sync (OUT) セクションの "PolyBrute12 - PolyBrute MIDI" の段にある "Enable MIDI Clock" ボタン (下図の青い矢印) をクリックします。
→ シングル Timbrality モードの場合:
- 1) トラックを作成し、インプットに "poLyBrute MIDI" ポートをセットします。
- 2) MIDI モニターを "Off" にセットします。
- 3) アウトプット MIDI チャンネル ("To") を "Same" にセットします。
- 4) このトラックに PolyBrute Connect を割り当てます。
- 5) オーディオトラックを作成し、PolyBrute からの音が聴けるようにオーディオ入力を設定します。
→ スプリット Timbrality モードの場合:
PolyBrute 12 本体のフロントパネルで、"Settings / MIDI / MPE / Channel Count" の順に進み、7 (スプリットのアッパーとロワーの発音数を同じにしたい場合) を選択します。
最初に、"PolyBrute MIDI インプットポートを有効にします。
手順は次の通りです:
- 1) Cubase を開き、"Studio / Studio Setup / MIDI Port Setup" メニューの順に進みます。
- 2) "PolyBrute12 PolyBrute MIDI" ポートの "In" と "Out" の両セクションの "Visible" にチェックマークを入れます。
- 3) "PolyBrute12 PolyBrute MIDI" ポートの "In" セクションの "In 'All MIDI Inputs'" にチェックマークを入れます (トラックで "All MIDI Inputs" を選択したときに確実にすべての MIDI メッセージを受信させたい場合)。
- 4) "PolyBrute12 PolyBrute VST" にチェックが1つも入っていないことを確認し、"OK" をクリックします。
- 5) 次に、"Transport/Project Synchronisation Setup" メニューを開き、"Destinations" タブを開きます。
- 6) "MIDI Clock Destinations" の "PolyBrute12 PolyBrute MIDI" と "MIDI Clock Preferences" の "MIDI Clock Follows Project Position" にチェックマークを入れます。
→ シングル Timbrality モードの場合:
- 1) MIDI Settings に入り、"PolyBrute VST" ポートのチェックを外します。
- 2) インストゥルメント・トラックを作成します。
- 3) "Instrument セクション" から "PolyBrute Connect" を選択し、入力デバイスに "PolyBrute12 PolyBrute MIDI" ポートを選択します ("PolyBrute Connect" 単体では音を出しませんので、ここでオーディオ出力を設定する必要はありません)。
- 4) "Add Track" をクリックします。
- 5) トラックの Inspector セクションの入力と出力チャンネルを "Any" にセットします。
- 6) オーディオトラックを作成し、PolyBrute からの音が聴けるように Audio Inputs と Audio Outputs を設定します。
- 7) 録音をするときは、PolyBrute Connect のトラックを録音待機状態にし、PolyBrute Connect VST をバイパスにします。
- 8) MIDI トラックを再生するときは、PolyBrute Connect VST を再び有効にし、トラックの録音待機状態を解除します。
→ スプリット Timbrality モードの場合:
PolyBrute 12 本体のフロントパネルで、"Settings / MIDI / MPE / Channel Count" の順に進み、7 (スプリットのアッパーとロワーの発音数を同じにしたい場合) を選択します。
最初に、"PolyBrute MIDI インプットポートを有効にします。
手順は次の通りです:
- 1) Studio One を開き、"Studio One / Preferences / External Devices" メニューの順に進みます。
- 2) "Add" ボタンをクリックし、"New Keyboard" を選択します。
- 3) "Device Name" をわかりやすいものに変更し、"Receive From" と "Send To" の両方で "PolyBrute12 PolyBrute MIDI" ポートを選択します。
- 4) MPE を有効にし、ピッチレンジを48半音 (4オクターブ) に設定し、"OK" をクリックします。
- 5) "Send MIDI Clock" にチェックマークを入れ、"OK" をクリックします。
- 6) 下図のような結果になるはずですので、"OK" をクリックします。
→ シングル Timbrality モードの場合:
Note
Studio One でお使いの場合は、VST2 バージョンの PolyBrute Connect のご使用をお勧めします。
- 1) VST3 バージョンがインストールされている場合、"Library/Audio/Plug-Ins/VST3" フォルダを開き、"PolyBrute Connect.vst3" ファイルを削除してください。
- 2) 次に、"Studio One / Preferences / Advanced / Services" タブの順に開き、"I'll be careful, I promise!" をクリックします。
- 3) "VST 2.4 Plug-In Support" をクリックし、有効になっていない場合は "Enable" ボタンをクリックし、"Yes" をクリックして Studio One を強制的にリスタートさせます。
- 4) インストゥルメント・トラックを作成し、トラック名を "PolyBrute Connect" にし、インプットに "PolyBrute 12 / Any" (デバイス名を変更しなかった場合は "New Keyboard") を選択し、アウトプットに "PolyBrute Connect" VST を選択して、"OK" をクリックします。
- 5) キーボードアイコンで PolyBrute Connect の画面を開きます。
- 6) PolyBrute Connect の画面左上にある PolyBrute Connect ドロップダウンメニューをクリックし、"Enable MPE" を選択します。
- 7) PolyBrute Connect を割り当てているトラックの MIDI モニターをオフにします。
- 8) オーディオトラックを作成し、PolyBrute 12 からの音が聞けるようにオーディオ入力を設定します (下図の例では Input L+R)。
最初に、"PolyBrute MIDI インプットポートを有効にします。
手順は次の通りです:
- 1) Logic Pro を開き、"Settings / MIDI / Inputs" タブの順に開きます。
- 2) "PolyBrute12 PolyBrute VST" ポートのチェックを外し、"PolyBrute12 PolyBrute MIDI" ポートのみにチェックマークを入れます。
- 3) 次に "Sync" タブを開き、"MIDI Sync Project settings" をクリックします。
- 4) "Destination" セクションで "PolyBrute12 PoluBrute MIDI" ポートを選択し、"Clock" にチェックマークを入れます。
→ シングル Timbrality モードの場合:
- 1) "ソフトウェア・インストゥルメント" トラックを作成し、"Details" をクリックして "インストゥルメント" セクションから "PolyBrute Connect" を選択し、"Audio Output" セクションで "No Output" を選択します。
Note
"PolyBrute Connect" 自体は音を出しませんので、ここでオーディオ出力を設定する必要はありません。
- 2) トラックの Inspector セクションで "MIDI Input" に "PolyBrute12 PolyBrute MIDI" ポートを選択します。
- 3) オーディオトラックを作成し、オーディオ入力と出力を適切に設定します (下図の例では PolyBrute からの音を Inputs 1+2 に、スピーカーへの出力を Outputs 1+2 に設定しています)。
- 4) 録音するときは、PolyBrute Connect とオーディオトラックを録音待機状態にし、PolyBrute Connect VST をバイパスにします。
- 5) MIDI トラックを再生するときは、PolyBrute Connect VST を再び有効にします。