- Proのファームウェアアップデートの手順は次の通りです:
- MIDI Control Centerを起動します。
- アップデート可能なファームウェアがある場合、ポップアップウィンドウが開きます。
- Installをクリックします。
- OKをクリックしてアップデートが完了するまでお待ちください。
- アップデート可能のポップアップが表示されないときは?
- Firmware Revisionボタンのあるウィンドウを開いてボタンをクリックします。
- Download LatestまたはUpgrade from Fileをクリックします。
- "Upgrade from File"をクリックした場合は、ファームウェアファイルを選択します。
- アップデートが完了するまでお待ちください。
- ファームウェアファイルはこちらにあります: KeyStep Pro resources page.
マスターにする場合 (Internal)
同期のマスター機器にする場合は接続している機器のテンポやスタート/ストップをKeyStep Proでコントロールします。
この場合、クロックやスタート/ストップメッセージがKeyStep ProのUSB、MIDI、Clockアウトから送信されます。
KeyStep Proをマスター機器にするには:
- Utilityメニューに入ります。
- Sync > Input に進みます。
- Source: をInternalにセットします。
スレーブにする場合 (USB, MIDI, Clock)
同期のスレーブ機器にする場合はKeyStep Proがクロックやスタート/ストップメッセージをマスター機器のUSB、MIDI、Clockインプットのいずれかから受信します。
接続する機器や設定によってKeyStep Proのクロックソースの選択が変わります。
手順は次の通りです:
- Utilityメニューに入ります。
- Sync > Input に進みます。
- Source を選択します。
- 接続している機器に合わせて以下のオプションから選択します:
ALL
KeyStep Proがすべてのクロックソースを受信してクロックを検知すると自動的に同期します。
このモードがいちばん簡単に同期できる設定です。
MIDI
KeyStep ProはMIDI IN端子から受信したメッセージのみに反応し、それ以外からのメッセージは無視します。
この場合、マスター機器からのMIDIケーブルがKeyStep ProのMIDI INに接続されているかどうかをご確認ください。
USB
KeyStep ProはUSBポートから受信したメッセージにのみ反応し、それ以外からのメッセージは無視します。
この場合、DAW (コンピュータ) からのUSBケーブルがKeyStep ProのUSBポートに接続されているかどうかをご確認ください。
CLOCK
KeyStep ProはCLOCK IN端子から入力した信号にのみ反応し、それ以外からのメッセージには無視します。
ご使用の機器によって正しくテンポ同期させるために適切なクロックタイプを選択する必要があります。この設定はUtilityメニューに入り、Sync > Input > Source > Clock Rate で行います。
フラッシュメモリー
これがKeyStep Proのストレージデバイスです。
コンピュータのハードディスクやSSDに音楽や画像などのファイルが保存されるのを同じように、KeyStep Proのデータはこのフラッシュメモリーに保存されます。
プロジェクトをロードするとそのデータがフラッシュメモリーからRAMにロードされます。
RAMメモリー
これがKeyStep Proのワーキングメモリーです。プロジェクトをロードするとそのデータがフラッシュメモリーからRAMにロードされます。
パターンの作成やエディットなどはRAM上で行われ、フラッシュメモリーにセーブしないとそのデータは消えてしまいます。
プロジェクトの内容を変更してセーブしていない状態で次の操作をするとその内容は消去されてしまいます:
- 別のプロジェクトをロードする
- KeyStep Proの電源を切る
PROJECTの構造
パターンやトラック、プロジェクトのセーブについて
上述の通り、折角作成したパターンやトラック、プロジェクトを消去してしまわないように、フラッシュメモリーにセーブすることは非常に重要なことです。
セーブの手順は、何をセーブするかによって変わります:
- パターンをセーブする:Save + Pattern + Step ボタンを押します (これでパターンがフラッシュメモリーにセーブされます)。
- トラックをセーブする:Save + Track ボタンを押します (これでトラックのパターンがフラッシュメモリーにセーブされます)。
- プロジェクトをセーブする:Save + Project ボタンを押します (これでプロジェクト全体がフラッシュメモリーにセーブされます)。
CVの設定はUtility > CV Settingsで行えるほか、MIDI Control Centerでも行えます。
CV PITCH Settings
Range: KeyStep ProのCV Pitchアウトのレンジは0〜10Vです。(マイナスの電圧は出力しません)Octave Tracking: ほとんどの機器でピッチトラッキングが正しくできるように、以下の設定から選択することができます:
- 1Volt / Octave (Moog, Roland, Oberheim®, Sequential Circuits, ARP, ユーロラック等)
- Hertz per Volt (Hz/V:一部のKORGとYAMAHA製シンセ)
- 1.2 Volt / Octave (Buchla)
Base MIDI Note: CVが0VのときのMIDIノートを設定します。
GATE Settings
- V-Trig 5V または 12V: ポジティブGate/Trigger
- S-Trig: ネガティブGate/Trigger
MOD Settings
- Velocity (ベロシティ)
- Pressure (チャンネルプレッシャー)
MOD CV Max Voltage: MODアウトから出力されるCVの上限を設定します:
- 1〜10V
DRUM Gates Settings
- V-Trig 5V
- V-Trig 12V
- S-Trig
Input :
- 1 PP16
- 2 PPQ
- 48 PPQ
- 24 PPQ
Output :
- 1 PP16
- 1 PP8
- 1 PP4
- 1 PP2
- 1 PPB
- 2 PPQ
- 48 PPQ
- 24 PPQ
シーンを作成することでKeyStep Proの各トラックのその時の状態をセーブします。これには次のようなものが含まれます:
- パターンの番号
- トラックのタイプ
- 使用しているチェイン
- ミュートの状況
- その他
シーンをリコールするとシーン作成時の各トラックの状態になります。ライブ時のショートカットにも便利ですし演奏中の場面チェンジも簡単に行なえます。
各トラックのアウトプットMIDIチャンネルは次のショートカットで変更できます: Trackボタンを押しながらブラウジングエンコーダーを回す.
デフォルト設定ではトラックのMIDIチャンネルは"Global"に設定されています。この場合トラックのMIDIチャンネルはUtilityメニューで設定します。
トラックのMIDIチャンネルがGlobal以外に設定されているときは、上記のショートカットで変更できます。